お客様 各位
拝啓
時下ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。 平素は 浜名湖錦鱗会ホームページをご利用頂き、誠にありがとうございます。
さて、コイヘルペスウィルス(KHV)に関する情報は、現在も新聞等のメディアで多く目にすることができます。
日本国内での発生報告から数年経ちますが、残念ながら、事態の完全な終息には至っていないのが現状のようです。KHV は、感染後の斃死率の高さから、非常に恐れられている病気ではありますが、正しい知識で予防することは可能であると考えます。
錦鱗会では、以下のような対策をとって、自身の鯉と御客様の鯉を守っております。
・生産池に、ウィルスを持ち込まない → 鯉/水/その他ウィルスを運ぶおそれのある全ての持ち込みを廃除 行政主導の基準より厳しい会の基準を定め、違反者は原則、販売の停止
・ウィルスが活性化するとされる水温での一定期間飼育
・獣医師監修の日誌による、日々の記録
・PCR
法による、定期検査の実施
・錦鱗会養鯉場相互の安全状況監視
・安全喚起シールの導入と、飼育ガイドの配布
KHV
のみならず、鯉の病気は鯉自身を介して広がるとされております。 御客様におかれましても、ご自身のこれまでに飼育しておられる鯉を病気から守るために、新しい鯉をご購入されましたら、一定期間の隔離をもって、安全の確認後の放流をお願いいたします。 一日も早く、コイヘルペスウィルス問題が解決することを願ってやみません。
敬具
2006.12.15
浜名湖錦鱗会
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